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イラレ(Illustrator)の「制御文字」とは?初心者向けに記号の意味までわかりやすく解説!

yayoi

Illustrator(イラストレーター)でテキストを編集しているとき、「#」や「¶」といった記号が現れてびっくりしたことはありませんか?これらはすべて「制御文字」と呼ばれるもので、通常の印刷や書き出しには影響しませんが、テキストの構造をわかりやすく可視化するために役立つ記号たちです。

この記事では、Illustratorにおける制御文字の基本と、それぞれの記号の意味についてわかりやすくご紹介します。

制御文字とは?

Illustratorにおける制御文字とは、テキスト内に含まれる「空白」「改行」「タブ」などの目に見えない操作を、視覚的に表示してくれる記号のことです。

例えば、スペースが何個入っているのか、どこで改行されているのか、タブがどの位置にあるのか……といった情報を把握するのにとても便利です。デザインやレイアウトの調整時にとても役立ちます。

これらの記号は通常非表示になっていますが、「書式」>「制御文字を表示」をオンにすることで見ることができます。

主な制御文字とその意味一覧

表示される記号名称意味
●(中黒)スペース半角スペース(空白)を表します
◯(白丸)全角スペース全角の空白を表します
↵(矢印のような記号)改行記号EnterまたはReturnキーで改行された位置
¶(段落記号)段落記号段落の区切り。スタイル設定などに関係します
>>(右向き矢印)タブ記号Tabキーで入れた空白を表します
␣(下線付きスペース)固定幅スペース通常のスペースとは異なる固定幅の空白
〓(白抜き四角)不明文字フォントが対応していない文字の代替表示
#(シャープ)フレーム内のテキストの終端テキストフレームの最後の位置を示す記号

制御文字の表示方法

Illustratorで制御文字を表示するには、以下の操作を行います。

  1. メニューバーから「書式」を選択
  2. 制御文字を表示」をクリック(チェックを入れる)

これで、テキスト内の制御文字が可視化されます。

どんなときに使うの?

制御文字の表示は、以下のような場面でとても便利です。

  • 余計なスペースや改行を見つけたいとき
  • テキストの位置や整列がうまくいかないとき
  • InDesignや他ソフトとの連携で段落構造を確認したいとき
  • タブの位置や数を正確に把握したいとき

文字周りのトラブルや微調整をしたいときには、制御文字を表示することで原因を一目で確認できることがあります。

まとめ

制御文字は、普段は見えないテキストの“裏側”を見せてくれる便利な機能です。特に、文字組みや整列にこだわるデザイン作業では、表示しておくだけでミスを防げたり、効率が上がることも。

Illustrator初心者の方も、ぜひ一度「制御文字を表示」して、テキストの構造をじっくり観察してみてくださいね。

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